看護師お悩み相談室

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毎日点滴を漏らしてしまいます…。

<2013年01月19日 受信>
件名:毎日点滴を漏らしてしまいます…。
投稿者:ジリ

まずは前回の相談にて、皆様の心温まるご回答ありがとうございました。
まだまだ悩みが尽きません。
皆様しばらくはお世話になります。

私は今のクリニック(内科小児科)で初めて点滴を教えてもらいました。
初めの3ヶ月くらいは良かったのですがそれからというものの若い男性の血管でも漏らしてしまいます。
前回の相談にもあったように無自覚で適当にしていたのかもしれません。
あれから点滴の本など読んだりしましたがやはり変わらず。
段々自信が無くなっていき、いくらやっても無理な気がしてきました。
諦めちゃダメだと思いながらもやはり何度も刺される患者さんを思うと胸が痛いし出来れば点滴に当たりたくないとまで思ってしまいました。

練習しようにも練習の場も無いし誰かが練習台になるわけでも無いのでどうしたら良いか分からないです。
固定が悪いのか血管を突き破ってるのか…いつ上の看護師さんから(この人がよくどついたり蹴ったり罵倒する人)クビ宣告されるか怖くて仕方がありません。
いつも入っても漏れてしまいます。

経験と場数と言いますが、私は点滴のセンスが悪いのでしょうか?
お年寄りから赤ちゃんまでの点滴が嫌でたまりません。

何がいけないんでしょうか?
このままではどこ行っても注射点滴は下手くそなままです。

誰か私の点滴の仕方を見て指導下されば良いのですが…。
周りが出来て自分が出来ないのが悔しくて悲しくてたまりません!

皆様はどうやって克服されましたか?
私はもう変わり様が無いから点滴をすべきで無いと思いますか?
また長文で申し訳ないですがご回答のほどよろしくお願いします。

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No.1
<2013年01月19日 受信>
件名:そうかぁ・・
投稿者:paroparo

私は点滴のセンスが悪いのでしょうか?
お年寄りから赤ちゃんまでの点滴が嫌でたまりません。

→血管の状態って何か知ってる??
血管ってゴム管みたいなんだよ。

ゴムの特殊性って伸縮力が良いよね。
じゃあ・・小児とお年寄りが共通する血管の問題点は??

A:破綻しやすいよね。
Q:だったら??何に気を付けましょうか??

もし自分の生んだお子さんだったら??
どう自分は行動しますか??

私なら、解剖生理学上やりべきことは一つ。確実性を取ります。


No.2
<2013年01月19日 受信>
件名:無題
投稿者:れたす

私は成人から高齢者の人しか点滴はしないので、小児科がないので、あまり偉そうなことは言えませんし、私も点滴は苦手な方なので。アドバイスになるがどうかですが・・・・。
私は、患者さんに点滴を行うときは、必ず「私はできる」と自己暗示をします。無理やできないと思った瞬間から1回では絶対に成功しないからです。
アル綿で消毒しながら、針の角度や針の挿入の長さ、注意点を考え頭のなかでシュミレーションしてます。
戸惑ったり、苦手意識は患者さんを不安にするので。
経験や場数だけではないと思います。
点滴や注射を行う時、先輩に自分から「不安なので見て頂けませんか?」と周りに声をかけていますか?
なぜ、失敗したのか、どこがいけなかったのか日々の振り返りをしていますか?
ジリさんの技術を育てるのは、上の看護師ではなく、患者さんから育てていただいているのです。一番怖いのは、患者さんから信頼されないことが、一番怖いことなんです。患者さんに行う技術は他人と競うものではありません。私は、患者さんにどれだけ痛みなく点滴ができるか、それを勉強中です。


No.3
<2013年01月20日 受信>
件名:paroparo様ありがとうございます。
投稿者:ジリ

前回は回答の程ありがとうございました。
確実性ですか…やはり点滴はやらない方がいいと言うことでしょうか?
あまり難しい話が理解出来ない人間なので違ったらごめんなさい。
自分に子どもがいたらやはり何度も刺されるところを見たくないです。
細いゴム管などで練習したが良いですか?


No.4
<2013年01月20日 受信>
件名:れたす様ありがとうございます。
投稿者:ジリ

私も『自分は出来る』や『この人は私に命を預けているんだ』とか前向きに考えているつもりですが、やはり漏れてしまうんです。
特にお母さま方から見られながらが一番緊張してしまいます。
何度も何度も血管を触ったり針を上から当てて平行になってるか確認したりもしてます。
先輩看護師さんから見ていただいてる時はなぜか一回で入るので入らないところを見たことないんです。
患者さんからあの人はイヤって言うのは沢山聞いてます。
だから余計にしたくない気持ちが強くなってくんです。
患者さんが少しでも元気を取り戻して帰っていただけるよう自分も勉強の身であります…。


No.5
<2013年01月20日 受信>
件名:ジリさまへ
投稿者:れたす

お返事、ありがとうございます。 保護者の方に見られるのは緊張しますね。私も新人の頃は患者さんに「あんたは嫌、上手な人に代わって」と何度も言われました。悔しい思いもしたし、看護技術の少ない施設に転職しようかと真剣に悩んだり、母校の先生に悩みを聞いて頂いたりもしました。懐かし思い出です。
1度、何人かの先輩が行っている患者さんやその家族に対する言葉かけの仕方、注射器の持ち方、固定の仕方、針の刺入角度やタイミングを先入観なしで見学してみては、いかがでしょうか? その先輩なりの工夫点が見え、ジリさんの悩み解決のヒントになるものがみつかるのではないでしょうか?
私も新人の頃は、プリセプターに「先輩の良いところ盗んで、悪いところはマネしないで」とアドバイスをいただいたことがあります。先輩の良いところをマネする所から始めてみては・・・。先輩と自分のどこが違うのかなどを比較してみてください。きっと患者さんも違う反応を見せてくれるはずです。


No.6
<2013年01月20日 受信>
件名:やらないと上達しません。
投稿者:paroparo

やるからには、確実な血管を選ぶという事です。

まっすぐな針を刺すので

血管が蛇行していたら??
細い血管・太い血管どちらが有利ですか??
ゴムのように伸縮しやすいから必ず血管を支持しますよね??

そこら辺の手技を先輩より学ぶと宜しいかと思います。


No.7
<2013年01月21日 受信>
件名:血管選びがけっこう重要です
投稿者:エミネムおじさん

私も不器用なもので、最初は苦労しました。

ちょっと針の感覚が違いますが、透析室に勤めていたときは、漏らしてしまっても、同じ患者さんにず~っと関わらなければならないので、その人の血管の特徴をメモして、失敗・成功に関わらず穿刺を分析していました。その努力もあってか、1年もすると、信頼されるようになりました。
しかし、異動で消化器病棟になったあと、また性質のことなる細い留置針では、角度をつけ過ぎてしまったり、また慣れるのに時間がかかりました。

こういう苦労を経て、今は子供以外は難なく穿刺ができるようになりました。
そんな現状でも一つ変わらないのは、「失敗する」と弱気になると、失敗確率は格段に上がります。不思議と精神的なものは針先にも伝わるようで、むしろ「自分が日本で一番うまい」くらいに考えていた方が、すんなり決まったりします。根拠のない精神論ですが、けっこう現実はその通りなことが多いです。

さて、以下ではその数々の苦労の中でわかったことなどをお伝えします。

まず、穿刺は血管の選び方、血管の固定の仕方で成功の7割以上が決まってしまうということです。
穿刺のコツには数多ありますが、以上の2点がしっかりできていないとどんな簡単に見える血管も失敗してしまいます。

まず、血管の選び方です。
先にレスされている方もおっしゃるように、狙う血管はまっすぐで蛇行が少ないものを選ぶとよいです。多少蛇行している程度では、しっかり引っ張れば少なくとも穿刺中はまっすぐに保てます。ぱっと見てそういった血管がない時は、温かいタオルを手に握ってもらったり血流を良くすることで浮き上がらせて、親指を内側に入れてグッと握ってもらうというコツも(おそらく本には書いてあると思いますが)かなり有効です。
また、コロコロと硬化している血管よりも柔らかい血管を選ぶこと。特に上腕の血管は二頭筋上でコロコロと逃げやすかったりして刺しにくいです。高齢者で荒廃している硬化している血管も難儀で、触った内腔が狭かったりして、見た目よりも難しいことが多いです。
さらに、血管の固定と関係しますが、血管の分岐部(二股の血管の合流点)を狙うとコロコロと動くことが少なく、逃げにくいです。ただし、高齢者の脆いコシの無い血管であると、引っ張り過ぎると潰れて余計に刺し難いことがあるので、血管によって引っ張る力は調節します。

刺す角度においてもコツがあります。高齢者の血管であると漏れやすい脆い血管なので、角度をつけると血管壁を少しつついただけでも漏れてしまいます。そのため、角度は5~10度くらいで寝かせて入れたりします。逆に若い男性などでは、あきらかに隆起している血管が多く、張りがあるので、角度を15度程度にして、逆流があったら寝かせていくような刺し方をします。しかし、これも本当個人差が大きく、触った血管の感じで穿刺角度を決めていくことが多いです。

加えて、静脈留置針もメーカーごとにクセのようなものがあり、これも知っていないとうまくいかないこともあります。
穿刺がうまくセンスのある人は、どんな静脈留置針でも難なくこなしますが、私は不器用であったので、内筒針が引っ込む針刺し事故防止用のものに変わった途端に失敗が増えたりしました。静脈留置針は外筒と内針の長さが、先端において数ミリの差があります。その差があるため、血液の逆流が現われた瞬間は、まだ外筒は血管壁を超えていないことがあります。某メーカーであると、22Gにおける外筒と内針の差は1.8mm、20Gでは2.0mmとなります。そのため、翼状針などで刺す時と異なり、刺して逆血があったら、気持ち1mm程度進めて、針を寝かせていく必要があります。

その他にもコツはさまざまありますが、それぞれを指すたびに分析して、その反省を次に生かせば必ず上達します。こうした、手技的な技術の上達は、最初はみられなくとも、ある時点から急激に伸びる対数曲線的な上達をみます。なので、努力を怠らずしっかり毎回振り返りをしっかりしてください。
応援しています

ちなみに、以前の投稿でのレスでエノキダケを買ってきて、ガーゼで包んだものを穿刺の練習台にするという方法も紹介されていました、そういうものもシミュレーションとしては優れています。おすすめです


No.8
<2013年01月21日 受信>
件名:れたす様へ
投稿者:ジリ

れたす様もそんな風に言われた時があったんですね。
患者さんの言葉って正当だから余計心に突き刺さります。
先輩看護師の手技を見たいのですが、今はインフルエンザや嘔吐下痢症等で毎日注射点滴と下手すると診察室に看護師がいなくなる事もあります。
しかし何度か見学はしたことがあります。
早過ぎて分からなかったですが、逆流が見えたらすぐ固定してました。
私はさらに奥へ動かしてるらしく、それが漏れの原因だと言われました。
思えばそこも自分と違うんですよね。
あまりジロジロ見てたら気が散ると思うので少し離れた場所から見学してみようとおもいます。


No.9
<2013年01月21日 受信>
件名:paroparo様へ
投稿者:ジリ

そういう意味の確実性ですね!
確かに細い血管より太い血管を選びます。
蛇行や明らかに硬くなったり潰れてたら刺せませんし…!
血管選びも大事な技術の習得の一つなんですね。
それも含めてもう一度見学してみようと思います。


No.10
<2013年01月22日 受信>
件名:エミネムおじさん様へ
投稿者:ジリ

頭の悪い私が分かるほど分かりやすいアドバイスを頂けたこと、とても感謝しております!
エミネムおじさん様が苦労され、たくさん研究勉強してきたことを私なんかがやすやすと聞いて良いのかと思うくらいです。
思えば私は血管選び以外はあまり意識せず、ただ刺していました。
若い人なら高齢者なら、どの角度がよいかなど…。
反省も具体的に何が悪かったのかどうすれば良いかなど真剣に取り組んでなかったです。
そりゃ失敗もしますよね。
ちなみに自分は翼状針しか使ったことがありません。
もっともっと反省点を見つけてエミネムおじさん様のアドバイスを参考に自分もたくさん研究学習して失敗がゼロになるよう頑張ります。

エノキダケですか!感触が血管みたいなんですかね?
とにかく近いうちに試してみようと思います!

 
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