私が働く病棟で痰の吸引が非常に困難な患者さまがいます。
咽頭までは簡単なんですが
その奥の気管の奥に多量の痰が貯留しサーチレーションが下がります。
痰が多い時は30分から1時間に1回ぐらい吸引しないといけない状態です。
その都度吸引していたのですが
あるナースが吸引カテーテルを気管内に入れて痰を回収した後
そのまま留置し始めました。
すると他のナースまで同様に留置するようになったのですが
私としては
そんなことしたら尚更誤嚥がひどくなるし
感染のリスクも高くなると思っていますので
良くない手技だと思うのですが
もしかしたら私が知らないだけで最近の医療・看護の現場では
常識になって来ているのかもしれないとも考えました。
そこで質問です。
吸引カテーテルの留置は常識になっているのでしょうか?
又は、何らかの特別なカテーテルを使用したり特別な手技を行なう事で
吸引カテーテルの留置は可能となっているのでしょうか?
御指導宜しくお願いします。
私の知る限りそんな例は聞いた事ないです。持続吸引器があるのは知ってますが、在宅介護などに使われてるようですが。
やはり感染のリスク高いでしょうし患者も辛いのではないでしょうか。
引いても引いてもあふれる方いますよね、以前夜勤でスタッフが気切部位の横にカテーテルを貼り付けてました。寝衣の襟あたりに、吹き出し垂れたのを吸わせてました。
それでも師長に見つかり怒られてました。ヒットしないなら体位換えたりタッピングしたり工夫して引くしかないと思います。
昔、よく見た方法です。最近は感染予防の観点からしないと思います。
患者の立場で面会時に同室の患者でそういうのを見たことがありますが、可哀想ですね。
横からすみません。
数年前に働いていた病院では、鼻に吸引チューブを固定していた
患者様がいました。
痰が多い上、それはそれは・・・、立派な自分の歯でチューブを噛み切るかのごとく、
全く協力を得られずの、患者様でした。
あるナースがうまく鼻のスポットに入ったようで、しばらくそのまま
固定していましたよ。
これがいいのかは分からないですが、口からは吸引できず鼻も困難。
苦肉の策だったのだと、当時は解釈しておりました。
(口に留置よりかはいいのかなとも、思っておりましたよ。)
質問者さまの意図と、ずれてすみません。
私のいた病棟では留置していました。カテーテルが気管に入りづらいという理由でした。
入りづらいので、何度も何度もカテーテルの出し入れを繰り返すことになり、よろしくないとのことです。あと、夜勤帯で気管に入れるのが大変だからというのもあるようでした。
他にも「本当はよくないんだけど」という処置がありました。
結局リスクとベネフィットを天秤にかけてやっていると思います。
うちも、やるときあります。
スタッフが少ない、痰が異常に多く、窒息の危険が高い、気管に入りにくい、抵抗が強い、などといったことが重なると行います。
ですが、あくまでその場だけの行為ですので、ずっと入れっぱなしはしません。
そんなことしたら尚更誤嚥がひどくなるし
感染のリスクも高くなると思っていますので
良くない手技だと思うのですが
→その通りだと思います。
気管に入りにくいからと留置したくなる気持ちはよく分かりますよ。
常に入っていれば痰の量も更に増えるでしょう。
何度もカテーテルの出し入れを繰り返すことがいけないから留置って
どこのエビデンスにあるのかなぁ??
知りたいです。
別の質問の回答ですが、気管内吸引はあくまで、緊急的な処置!
と言って、考え方、方法などかいてあります。
(気管に吸引カテーテルが上手く入れるには? という質問に対して)
緊急時気管に入れたい時、気道確保、挿管する時のように、肩枕をいれる感じで、
頚部を後屈させると入りやすいのでは。ただし、です。
少し話がずれますが、圧が先端に集中しないように、サクションチューブは、
側溝がいくつかありますよね。単孔もありますが。
単孔でもリングになって、リングのすぐ手前に小さな孔が一周にあって、
へばりつかない工夫をされているものもあり、側溝、単孔、使いわけることがあります。
後、吸引の深さですが、
緊急的に咽頭より奥の気管までいれる事は確かにありますが、
やたらいれては良くないことを周知しているかどうかだと思います。
日常的に深く入れていると、刺激に慣れ、鈍感になって咳嗽反射が出にくくなります。
繊毛運動も粘膜が傷ついたりして働かなくなってしまうと思います。
するとさらにさらに深く入れないと、、、となってしまいます。
また、気管の奥へいけばいくほど、粘膜も弱いでしょう。
何より苦しいってもんじゃないと思います。
ご飯粒一粒気管に入ったら、どれだけ苦しいでしょう。
うちの患者さんは、そんなに苦しがらないなんて言わないで下さい。
鈍感にしてしまっているのかもしれません。
吸引は、
上がってきた痰を吸うだけの行為です。
肺に空気が入らないと、痰は上がりませんし、痰が固いと出にくいし、詰まりやすい。
しかしシャビシャビすぎても実は痰は喀出しにくいこともありますよね。
痰の性状を良くしてあげたいですね。
姿勢はどうでしょう。
右に痰があれば、左側臥位にしてみる。上葉なら上半身を起こしてみる。
下葉(背部)なら、腹臥位にしてみる。
空気は上にあがりますから、痰(水)のあるところへ、空気をいれるイメージ。
すると、呼気で、ゼロゼロとあがってはきませんか?
咳嗽が弱いなら、痰があるところに、呼気にあわせて手を軽く押し当ててあげると、
痰が剥がれてきやすくなる感じのことが多いです。
痰がまだ奥にある時は、吸気介助して空気をいれてやり、気管まで上がってきたら、
呼気介助(咳嗽を補助)してやり、咽頭まであがったら、
ここで、吸引!
だと思っています。
(追伸、窒息の危険あるくらい分泌物多い場合、モニター監視が出来ると違いますね。
是非、検討を!
腹臥位、シムス位にいして、口から垂れでるようにすることもあります)
残り少ないマヨネーズをイメージしてはどうでしょう。
空気入れて、逆さにして、口元まできたら、ブチュと押して出てきますよね。
(理解の悪い私に、技士さんが例えて教えてくれました。笑)
肺理学療法の研修にも、看護師でも参加させてくれました。
肺理学療法士のようにはなかなか上手くできないのですが、
イメージもってやる、やらないのとでは違うと感じています。
たかが吸引?されど吸引なんですよね。
長くなってすみません。
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