看護師お悩み相談室

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肺がんの最後について・・・

<2012年07月10日 受信>
件名:肺がんの最後について・・・
投稿者:ゆう

 肺がんの最後は、呼吸困難や疼痛などでADLが低下していき、脳に転移した方は、意識障害を起こし、最後には眠るように亡くなられたりします。ケースは本当に様々であると思います。
しかし、忘れられないケースが、2件あります。それは、「苦しい!もう殺してくれ!もうやめてくれ!」と1日中ベッドにのたうち回り、苦しんで亡くなっていった方がいました。酸素投与は、すでにMAXでした。看護師はただただ酸素がずれれば、直して、なんとか安楽な体勢をとれるように工夫し、先生に今の状況を報告するしかできることはありませんでした。先生は外来で、見にきたのは夕方でした。
しかし、いまだにその患者さんのもうこの世のとは思えない苦しそうな顔が、忘れられません。なぜ、モルヒネなどを早い段階から導入して、楽に行けなかったのか・・・なぜあんなに叫びながら亡くなってしまったのか。私は、もっと先生になんとかしてください!って言うべきだったのか・・・

今思えば、苦しくて叫びながら酸素マスクを患者さんが外しては、看護師がつけなおすというのは、かなり残酷なことをしていたのではないかと。患者さんが苦しくて、本能的に酸素マスクを外して、意識障害になっていたらもっと早く楽になって、逝けたのではないか・・・1日中酸素を外しては付けてを繰り返した私のせいで、意識が1日中あったのではないか・・・その患者さんは味あわなくていい苦しみを味あわなければならなかったのではないか・・・また結局酸素を投与して、モニターをつけ、酸素が外れてはつけなおすしかできなかった、そして、勤務交代の時間になり、何もできなかった私は、なんて残酷な人間なんだろうといまだに責め続けています。
看護師として、もっとできることがあったのではないか?看護師としてできることはなんだったのでしょうか?

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No.1
<2012年07月11日 受信>
件名:無題
投稿者:ミック

ある程度の酸素投与でも苦しいのであれば限界であると思います。個人的な経験からですが、5リットル以上でも息切れ、苦しい、マスクはずす、どこか落ち着きがないがあれば。医療麻薬の検討を医者にもちかけるような事をしています。難しいですね。


No.2
<2012年07月11日 受信>
件名:難しいですね
投稿者:地雷也

難しい問題です。患者の状況がよくわからないのですが、酸素投与することで苦しくなる病態があるって知ってますか?もし、その患者がその病態で終末期であるなら逆にPaCO2を上げて意識を落としてあげるのも(I.C必要ですが)ケアの一つと考えます。無理してPaCO2上げるのではなく、患者が酸素マスク外す行為そのものが患者にとって不要なものとアセスメントできればどうでしょうか。


No.3
<2012年07月12日 受信>
件名:コメントありがとうございます。
投稿者:ゆう

その時の私は、SPO2を保つことしか頭になく、苦しい!もういい!って叫んでる患者さんをなんとか落ち着かせ、SPO2を上げれたら呼吸苦が軽減できるのではないかと思っていました。医師にも状況を伝えましたが、医療麻薬のことは、出てきませんでした。外来終わってその状況をみて、筋肉注射(1年くらい前で、さらに必死で名前は覚えていないのですが、おそらく抗不安薬的なものだったような)の指示が出たので、すぐに投与しました。それでも状況は変わらないまま、勤務交代となってしまいました。結局は、その後、医療麻薬を投与したとのことでしたが、私は、日中の間何をしていたのだろう、私はもう心から笑ってはいけないのかもしれません。なんで苦しんでる人を前に、楽になれる方法が自然に出てこなかったのでしょうか。今頃どうしようっと言っても遅いのに、ロボットのように働いていたた自分が、怖くまた許せません。
私が、つくりあげてしまったのでしょうか、こんな壮絶な最期って病院であるものなのでしょうか?疼痛が出ている患者さんは、早い段階から医療麻薬を投与したりすると思いますが、最期になり急に出てきた呼吸苦に対しては、どうなのでしょうか?
看護師にならなければ、こんな残酷なことをしなくてすんだと思うと申し訳ない気持ちと、後悔でいっぱいです。本当にもういなくなりたいです。


No.4
<2012年07月13日 受信>
件名:無題
投稿者:ミック

臨床末期で、呼吸苦をとるのであれば、麻酔薬を検討すと考えます。呼吸苦をとるとういうより、眠らしていくのかな。目覚めない、しゃべれないということになる可能性が高いので、家族にも十分な説明が必要ですね。
あと、今回のケースを次の人にいかすことが大事だと思います。


No.5
<2013年03月03日 受信>
件名:無題
投稿者:海の子

まったく医療関係者ではない者です。先日肺がんで母(56歳)を亡くした遺族です。母の最期について、悔いが残っており、あれで良かったのか、もっと苦しませずに、見送れたのではという思いがあって、ネットを色々見てました。
看護師、医師の対応に疑問が残ってます。ゆうさんのように患者のことを思って下さっている方がいることに、少し救われました。
一年前、母は脳梗塞で倒れ、右半身麻痺と失語となりました。そこで行なった精密検査で、手術、抗がん剤、薬の適用のない、末期の肺がんが原因と診断されました。
言葉の理解も不十分な中、検査のためにガンを告知され、自分には余命があるとわかりながらも、リハビリに打ちこみました。
最期三カ月は、自宅に戻り、往診で痛み止めや咳止め薬の調整をしながら、介護休暇をとった父と過ごしていました。3日間くらいで段々食欲が落ち、飲み物しか飲めなくなり、自宅の酸素機での呼吸が苦しくなったため、在宅訪問先の病院へ急遽入院しました。緩和ケア病院とも連絡をとっていたのですが、母がまだ行きたくないと言っていたので、入院を見送った矢先のことでした。
急遽入院した病院でも、点滴での痛み止めや酸素機でも、母の苦しい様子は改善せず、あまりに苦しそうなので、モルヒネの投与をお願いしました。
土日のために夜間は看護師1人になってしまうという状況になりました。そのため、母が苦しそうでも、体制を変えたり、熱や血圧や、酸素量を測ったりと、そういうことしかしていませんでした。
私も父も、看護師さんは慌てる様子もないし、モルヒネがきっと効いてくるから、落ち着いてくれるだろうと思い見守っていました。
自分自身が妊娠九カ月で、一度家に帰り少し休んで、明日朝また来ようと思い帰宅したところ、呼吸停止の連絡を受けました。最期に立ち会えませんでした。
一度帰った私が悪いのか。看護師は、母がもう力尽きてしまうことが、全くわからなかったのか。

医師にもう少し痛みや苦しみを和らげるように伝えてくれないのか。
自分の責任かもしれません。
でも、死に際の人の様子など見たことがなく、どのようになってしまったら危ないのかなど、わからなかったのです。
もしかしたら、信じたくなくて、母はまだ大丈夫と思っていたのかもしれません。でも、実際医者には二週間もつかと、言われてました。
容体が一気に悪化したのでしょうか。
医師も看護師も、本当にちゃんと母をみてくれたのかと、悔しいのです。
呼吸停止を知らせて来た看護師も、ちょっと前までは起きていらしたのよ。
と。
看護師も、本当に大丈夫と思っていたのか。それを信じた私がバカだったのか。
人の最期って、こんなものなのですか?
医師も看護師も、これまで母が脳梗塞と肺がんの闘病中関わった方たち、色んな人がいるから、最期にこういう医師と看護師にお世話にならざるを得なかった母の運が悪いのですか。

ゆうさんのように患者を思って下さっている看護師さんに
頑張って欲しいです。


No.6
<2013年03月03日 受信>
件名:水に溺れるように・・・
投稿者:paroparo

肺がんの患者さんは、苦しいでしょうね。
酸素の問題ではないのだから・・麻薬で緩和をせざる負えないですよ。
早期にご家族と共に緩和とかかわっていくことを前提として接しています。
ご家族と過ごす時間が大事であると認識をしているからです。

告知を拒否される方も見えますが
生きて行くうえで癌と向き合う姿勢が一番宜しいのではないかと思います。

ご本人もこんなに苦しいのはただ物ではないと感じているだろうし、
やり残したことを伝えたいだろうと思いますよ。
ただ子供に迷惑を掛けないようにと望む方の死は、静かにひっそりとしている気がします。
急に呼吸が止まることもあるので何をしていたのかとご家族から責められることもあります。
点滴をすることで苦しさが倍増している様子もあり、モルヒネをとご家族へ相談をしましたが、ご本人が伝えたい事があり真っ白な顔で冷や汗をかきながら家族へやり残したことを伝えている姿を見たりします。

私たちはご本人の希望に添えるように努力するだけです。
亡くなり方は、人それぞれです。
何が良い悪いは無いと思います。

ただ、生きている今を大切に
自分らしく日々を大切に生きて悔いの無いように生きて行くことが大事なんだと思います。


No.7
<2013年03月03日 受信>
件名:ゆうさん、海の子さん、みなさんへ
投稿者:ホスピスナース

緩和ケア病棟、いわゆるホスピスで働いています。看護師であれは、みんな人の死については後悔することもたくさんあると思います。
私の見てきた中でも、5分くらいの間で急激に苦しみだして、あっというまに亡くなられた患者さんも少なくはありません。それこそモルヒネを準備している間にとか。最期を看取れないご家族もたくさんいらっしゃいました。
医療麻薬や鎮静剤は、医師の指示がなければ、どれだけ看護師が使って楽にしてあげたくても使えません。病院の状況にもよるのでしょうが、医師にいかにそれらが必要な状況であるかを報告できるか、も看護師に求められる役割でしょう。
ただ、看護師だけの責任と思って苦しんでほしくはありません。看護師だって、患者様にもご家族にも、苦しまない最後の時間を過ごさせてあげたい。でも、すべての患者がそのような経過をたどれるとは限りません。たとえ同じ病名で同じ状況で同じ薬を使っても・・・
亡くなられた方への後悔の念は、きっといつまでも心の中に残るでしょう。でも、その時の気持ちと経験があるから、これから先に出会う患者様を少しでも楽にしてあげることができるかもしれません。そして海の子さん、お母様は末期をご家族と過ごせて幸せだったと思ってあげて下さい。ご自分を責められませんように・・・


No.8
<2013年03月04日 受信>
件名:無題
投稿者:海の子

ゆうさんの相談掲示板で、すみません。
みなさま、コメントありがとうございます。
そうですよね、人の亡くなり方は、どんなに最良と思われる処置を同じようにして頂いても、人それぞれなんですよね。
母をみて下さった先生方、看護師の方々にも、色んな思いがあるのですね。
何だか上からの言い方のようになってしまいますが、これから出会う患者さんが、少しでも苦しまずに、その方らしい最後を迎えられるよう、経験にしていって欲しいです。
私たち遺族も、また、いつか大切な人がこのような時を迎えるときは、母が身を持って教えてくれたことを思い出して、悔いのない時間、そして最期を迎えられるようにしたいと思います。
まずは母が天国で笑ってくれるように、これで良かったのだと気持ちを切り替えたいと思います。
先生方、看護師さんに感謝です。


No.9
<2014年12月11日 受信>
件名:無題
投稿者:キラキラ

看護師さんは本当に尊い職業だと思っております。今叔母が肺ガンと闘っています。
真心をこめてケアをした分その思いは全部患者さまに伝わっています。どうか慈愛溢れる看護を忘れないでください。
それが辛く苦しむ患者さまへの最高のエネルギーになります。
結果は全てじゃないです。
寿命は平等です。
お身体を大切に日々スマイルを忘れないで頑張ってくださいね。


No.10
<2014年12月11日 受信>
件名:無題
投稿者:なぞなす

十数年前、父を癌で亡くしました。

自分が新卒時代に働いていた病院でしたので、良くしていただきましたがやはり後悔は残ります。

父がいずれは癌性疼痛で苦しむ姿は想像していましたので、早期のモルヒネ投与を主治医にはお願いしていました。
娘であるわたしが看護師であることは、病棟スタッフも、もちろんご存知でした。

それでも、結局のところは父が苦しむ姿を看る結果になりました。

大学病院でしたので、主治医は若いDr.でしたが、モルヒネ投与をためらったようです。
麻薬を投与することは、疼痛の緩和であると同時に家族との会話もできず意志の疎通もできなくなると悩まれたようです。

結局は見かねたわたしが、主治医の指導医に直接話をしてモルヒネ投与に至りました。
病棟の看護師さんたちは、何度もお願いしてくれていたのに・・・。
我慢強い父が、呼吸苦に苦しみ、痛みに耐えている姿は家族としてはいたたまれない気持ちでした。
医療の知識のない、母や妹にとっては本当に苦しかったと思います。

主治医であったDr.の苦悩も優しさも理解できます。
もしかしたら、自分の判断で人の死期を早めるかもしれない・・・。
ですが、いろいろな方を看取ってきて思うことは、いかに最期を良いお顔で送って上げられるかだと思うんです。

わたしは、後悔はありますが、父の最期の顔をとても幸せそうな顔だと思いました。(麻薬の多幸感からだと思います)

看護師になって26年。
終末期ケアも変わってきました。
どうか、苦しむ最期をご本人もご家族も味わわずに済みますように。


No.11
<2015年10月07日 受信>
件名:無題
投稿者:眠い子ちゃん

母が肺がん末期で余命が目の前まで来ている状態です。
血圧も徐々に下がり今は酸素をつけて頑張っています。医師からは今晩が山と言われ続けていますが心臓が強いかで今は目を閉じたままの状態で呼吸も浅くなってきました。すでに家族はもう覚悟をしていますが今のこのような状態だとまだ大丈夫でしょうか?


No.12
<2015年10月08日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

血圧が下がり、呼吸が浅く、医師から今晩が山といわれている状況では、お母様のそばを離れないほうがいいと思います。

心臓が丈夫であっても、心拍が急激に減り、2~3分ほどで天国へと旅立ちます。

病院から連絡がきてから、タクシーで急いで駆け付けたとしても間に合いません。

患者さんによって経過はさまざまですが、呼吸が浅い状況では、旅立ちは非常に近いと思います。

最後の最後まで、聴覚は残っているので、お母様に声をかけてあげてくださいね。


No.13
<2015年10月08日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

今年春、肺がんで父を看取りました。延命治療は父も望んでませんでしたので最後は家族で声かけながら旅立ちました。最初は末梢冷感から始まり呼吸も深くなったり浅くなったりを繰り返しながら呼吸が停止しました。看護師になって一番喜んでくれたのは父だったから今も患者さんの為に働いて行こうと決めています。今も何処かで見ているような気がしています。


No.14
<2015年10月08日 受信>
件名:結論を申しますと
投稿者:アキラ

結論を申しますと「分かりません」
眠い子様の情報として「血圧が低下してきた」「呼吸が浅くなってきた」ということでが、その情報だけで判断するなら、医師の言う通り「山」だと思います。ですが、それだけでは、私たち看護師は判断できません。血圧や脈拍などの「バイタルサイン」の他に、おしっこの量や、呼吸の「仕方」なども判断材料になります。そして、非科学的ですが、「お顔つき」なども判断材料になります。実際に患者さんを診ていないので、多分、どの看護師も「判断できない」と思います。
眠い子様の情報だけで判断するなら「いつ、どうなるか分からないので、付き添ってあげてください」としか言いようがありません。


No.15
<2015年10月09日 受信>
件名:無題
投稿者:トンコ

私の父も10年前に肺がんで亡くなりました。
最期はやはり呼吸苦で辛かったと思います。
私は妊娠中で亡くなるその日の午前に検診に行った帰りにお見舞いに行って、エコー写真を見たりして嬉しそうに笑っていました。
じいじではなくおじいちゃんと呼ばせたいなって言ってたのに、家に帰ったら病院から苦しんでる、薬(たぶん麻酔薬)を使うかと聞かれました。
私はまだ看護学生でよくわからなかったのですが、薬を使ったら話もできず、そのまま死を待つだけになることを説明され、迷いました。
ただ、父は薬を使いたい、父が早く眠りたいと言っていると聞いて、使うことにしました。
その後すぐ、危篤の連絡が入り病院に駆けつけましたが、虫の息でした。
静かに亡くなりましたが、その時の判断が間違っていたのではないか、父は本当にわかって薬を使ったのか、ちゃんと医者は説明してくれたのか、ただ眠りたいだけだったのに死んでしまったのは不本意だったのではないか、など、後悔は後を絶ちません。
今だに父の最期を後悔しています。
私は、父が看護師に娘も看護師になるんだと自慢していたらしく、私のことを誇りに思っていたと聞いて、ずっと看護師を続けています。
何が正しいかはわからないままです。

 
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