看護師お悩み相談室

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自己嫌悪 (長文です)

<2012年07月02日 受信>
件名:自己嫌悪 (長文です)
投稿者:はる

オブラートに包んで言えばうまく引き出せるかもしれないことを、うまく伝えられません。
看護スタッフとはなんら問題なく関係がもてるのですが、患者さんの気持ち、辛さ、願いを医師に情報提供ができないのです。
情けないです。もう24年もナースをしているのに・・・

先日、がんの終末期の患者さんが辛い思いをしていました。
医師は薬剤調整はしていましたが、患者さんのベッドサイドに行くことは滅多にありませんでした。いつも医局にいるのに・・・
わたしたちは患者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
ご家族も、病状説明はされていたけれど、患者さんの苦しみがなにも解決していないことを知っていました。
その患者さんが日中、呼吸停止。
近くで見守っていたわたしたちナースとご家族は「その時」が訪れたと感じました。そしてDrコール。
そうしたら・・・・・・
なんと!その医師は心マを始めました。
え!?
あれだけ苦しんでいた患者さんの元には足を運ばなかったくせに、やっと苦痛から開放されて永眠しようとされてる患者さんに・・・

あまりにお粗末で、申し訳なくて、わたしは泣いてしまいました。
患者さんにごめんなさい、ごめんなさいと思いました。
わたしたちがもっと熱心に医師に働きかけ、それを真摯に医師が受け止めていていてくれたのなら、例え心マをされている患者さんを前にしても、
わたしは泣くことはなかったと思います。
最期まで良く生き抜いたと見送れたかもしれません。


それから時がたって、今やはり苦しんでいる患者さんがいます。
痛みがある、だるくてどうしようもない、告知をされたときには、残された時間を頑張って生きようと思っていられたけど、こんなに苦しいものなら早く楽にして欲しい・・・切々とわたしたちに話します。
傾聴します。話したいだけ話をされて、「聞いてくれてありがとう」と言ってくれました。
医師の判断は使用薬剤は医療用麻薬のみです。
NSAIDSはおろか、抗不安薬もステロイドも使っていませんでしたから、もっと工夫の仕方はあると思っていました。何とかしたいと思っていました。
医師に働きかけようと思いました。

しかし後日、何にも解決されないため、患者さんの辛さが頂点になりました。
その時に、仰られたこと。「話を聞いてもらいたいんじゃない、辛さを取って欲しいんだ」患者さんの本音です。
先日のあまりに後悔の残る前の患者さんの印象が強くあったので、今度こそは少しでも患者さんの声を医師に伝えたいと、わたしなりに働きかけました。そして見事に玉粋しました。
医師に「なんでお前が決めるんだ!」と怒鳴られました。
多分、わたしの働きかけが下手だったんだと思います。
悔しいです。それより何より、患者さんにとっての利益が何も産生されなかったことが、無念でなりません。
明日からも、患者さんは苦痛を何も解決されないまま、しいていえば、わたしたちにそう言った思いを口にしてくれたとしても、いわば黙殺された状態で、
早く死んでしまいたいと思い続けるでしょう。

なんてわたしは罪深いことをしてしまったのでしょう。
明日からも、あの患者さんは苦しみ続けることになってしまいました。
この方が、数週間後にお亡くなりになるときに、わたしは多分また泣くでしょう。
終末期医療に興味のない医師をおだてて、その気にさせて、患者さんに利益になるような方向性にもっていけるような報告や、提案ができるようになりたいです。
とにかく今のわたしの気持ちは沈んでいます。
そして、これからここの病院には終末期の患者さんは来てはいけません、と
言えるものなら言いたいです。
ナースになって24年目になりました。
でも・・・経験値や、知識・技術があっても、患者さんの役に立てない自分に腹が立ちます。

乱文、失礼しました。

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No.1
<2012年07月03日 受信>
件名:はるさん、すばらしい!!
投稿者:匿名

はるさん、お辛いですね。
でも、言わなかったらもっと辛いでしょう。
ここは他のスタッフを味方につけることです。
怒鳴る医師の方を正しいと思ってないでしょう?
看護師は医師の気分を害さないように言えたら、その方が良いでしょうが、医師の機嫌を損ねたからといって、看護師としてダメじゃありません。

あなたは正しい。

看護師を20年以上やっている人たちは、大体似たような経験をして、そして強くなってるんです。


No.2
<2012年07月03日 受信>
件名:無題
投稿者:心愛

看護師を目指している学生です。
過去の経験を交えてお話させていただきます。
私には祖母がいます。
祖母は昔脳梗塞で倒れ、入院していたことがありました。
入院生活でいろいろストレスが溜まっていたようで、よく看護師さんに愚痴を漏らしていました。

私がお見舞いにいったとき、祖母に「わざわざ愚痴聞いてくれて、いい看護師さんだね」というと、祖母は「いつもあの人に愚痴を聞いてもらえるから病院でも楽しく過ごせる」と言っていました。

祖母のように、入院してる人たちは少なからず看護師さんにそういう本音をもらすことで、救われている人が多数いると思います。

はるさんが気に掛けていらっしゃる患者さんも、はるさんが心から想ってくれていることを感じていると思います。
はるさんだからこそ、その患者さんもそうやって本音を伝えてくださったのではないでしょうか。

寿命を延ばすことも縮めてあげることも看護師には出来ませんが、せめて最期に少しでも生きてよかったと思えるようお世話をしてあげることが、看護師に出来る最大限の真心ではないでしょうか。

そしてはるさんが一生懸命医師に掛け合ったことも、はるさんの真心だと私は思います。

終末期の患者さんを看たことも、軽症の患者さんを看たことも私はありません。
それ以前に、看護師として職場で働いたこともない身です。

まったく経験のない私ですが、患者さんを救いたいという気持ちから看護師を目指しています。

私が看護師になったとき、はるさんのように悩むこともあると思います。

けれど患者さんに、亡くなる前に少しでも笑顔を与えてあげてください。
少しでも本音を表に引き出し、傾聴し、そして胸の内を楽にさせてあげてください。
そして、患者さんのことを想っていると伝えてあげてください。

私の祖母も、そうしていただいたおかげで、退院時にはとても明るく病院を出てきていました。

年下が何生意気言うんだという感じですが、亡くなられる直前だという患者さんには、なおさら必要だと思います。

こちらこそ長文失礼しました。
はるさんがこれからもたくさんの患者さんを心配し、救ってくださる看護師としての先輩だと信じています。


No.3
<2012年07月05日 受信>
件名:コメントありがとうございます
投稿者:はる(同じHNの方がいらっしゃるみたいで今度から変えます)

匿名さん
「医師の機嫌を損ねたって看護師としてダメじゃありません」「あなたは正しい」
肯定してくださったことが、嬉しく、まだそれをバネに!とまではいきませんが、心に留めて慎重に同じ後悔をしないために日々、やってみます。
自分でもものの言い方がストレート過ぎたことで、幾度か上司や医師との摩擦や誤解があったこともあり、看護師としての折り返し地点はもうすぎましたが、十数年前から学ばなければならないと感じていたことを、学習してみたいと思っています。
部長にまで、抗議が行ったみたいで事情を聞かれましたが、反省していること、そして自分の不得意なことを認識はできているので、それをいくらかでも修正してみたいと思っていることをたどたどしく伝えたところ、普段は仏頂顔の部長も優しく理解をしてくれました。付け加えてもっと管理者を利用しなさい、そのために管理者がいるのだから・・・と言ってもらえました。その気持ちをありがたく頂戴し、利用ができようものなら、どんどん持ちかけようと思います。

心愛さん
あなたのような後進が現場にきてくださるのを楽しみにしています。
義務感・責任感で仕事に取り組んできていたことが多くあります。
心愛さんが使ってくれた「真心」・・・わたしの中から忘れていた言葉かもしれません。思い出させてくれて本当にありがとうございます。
悶々としつつ、取り組んだ夜勤。
患者さんは「あぁ、やっと来たか」と嬉しい言葉で迎えてくてました。
状況は深刻になりつつあります。
夜勤明けの帰り際に、「帰りますね、また明後日来ますからね」と伝えてきました。「了解。迎えを呼ぼうか?」なんていわれましたが、「わたしには迎えに来てくれる王子様はいないのよ」って笑いました。
心愛さん
この仕事、体はきついし、神経は酷使するし、あまり報われることのない仕事だけれど、やりがいは必ず見つかるとおもいます。
力づけてくれて本当にありがとうございました。


No.4
<2012年07月06日 受信>
件名:アサーション
投稿者:匿名

No.1です。
はるさんと同年齢くらいかも知れません。

私も物の言い方がストレートだったり態度に出たりして、特に医師とうまく付き合えないのが弱点です。
あるきっかけでアサーティブ(アサーション)トレーニングを受け、今は二皮くらいむけたように思います。

正しいことを言う時ほど、言い方には注意しなければならない。
それが私の戒めです。

ダメな自分にもokを出せるようになり、人間関係が良くなり、生きるのが楽になりました。
はるさんに合えばですが、アサーティブトレーニングも検討してみてください。

患者さんのためにも。
お互いにがんばろうね!!


No.5
<2012年07月08日 受信>
件名:No1 さんへ
投稿者:はる

アサーティブトレーニング
そう、それなんです。
今日、県内でNPO法人の講師の方のアサーションの講義とロールプレイをするという機会が設けられています。興味がありましたが、勤務の都合上、参加ができませんでした。
また、機会があれば、臨んでみたいと思います。
それで・・・No1さんにお尋ね。
トレーニングを習得するのに、どのくらいの期間がかかりましたか?
今日の講義は1時間単発ですが、対象が看護職以外でもトレーニングをするような講習があれば、是非身に着けたいと思っているので、よろしかったら教えてください。
No1さん
はい!頑張ります!!ありがとう。

I am OK
You are OKですよね。


No.6
<2012年07月09日 受信>
件名:良い買い物しました
投稿者:匿名

No.1です。
私はNPO法人アサーティブジャパンの講習を5年前から、最初は集中的に2年間で10万以上かかりました。
しばらく離れていると、どうしても忘れてしまうので、年一度は何らかの講習に参加しています。

ホームページに詳しく書いてありますし、読むだけでも気持ちが前向きになりますから、ぜひホームページを見てください。

お金は貯めておいても盗まれたらゼロ。自分に投資すれば盗まれる心配ないし、いつまでも心健やかに生きられてお得。高い買い物でしたが、私は人生で今のところ一番良い買い物をしたと思っています。

いや、看護師資格の次に、かな?
明日は明るいよ!


No.7
<2012年07月11日 受信>
件名:ご教示ありがとうございました
投稿者:はる

No1さん
アドバイスをくださったHPを拝見させていただきました。
勤務の希望が通れば、再来月ぐらいにわたしも「良い買い物」をしてみようと思います。
ありがとうございました。

 
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