32歳の新卒です。
面接時、私は緩和ケアに進む夢を持っていて、
認定をとりたいことや、在宅で緩和ケアに携わることにも興味があることを話しました。
希望の病棟を聞かれ、
最初から緩和ケアに携わることは難しいかもしれないけれど、
将来を考えて、内科系でがんの看護を学びたいと伝えました。
が、今日の発令式、なんと整形外科でした……
予想外のことで驚き、あんなに伝えたのに希望が通らなかったことにショックを受けています。
緩和ケアを夢見ていたのに整形外科とは、なんだかすごく遠ざかってしまったような気がして。
今回は希望がかぶり、半数は希望以外の配属になったそうです。
看護師としての第一歩なので、整形外科看護から学ぶことはたくさんあると思います。
でも、緩和を目標としていただけに、心の整理がつきません。
緩和ケア看護師になるのに、やっぱり整形外科は遠回りですか?
私はどうやって気持ちの整理をつけたらいいんでしょう。
アドバイス下さい……
確かに…真逆なイメージですね…確かにテンション下がる気持ち、わかります。
でも整形外科でも悪性疾患の方は来ます。高齢者も多いし、緩和ケアももちろん必要です。
絶対に無駄な経験はないと思います。整形外科の専門性はもちろんですが、広く「看護」というものを学んでください。
認定をとるには確かに年数だけをみると遠回りですが、その間に看護師として、人間としても幅を持たせ成長してほしいと思います。
看護も人生も色々経験してきた看護師の方が、かける言葉の一つも重みも違ってくると思います。(もしかしたらご身内を看護された経験がおありなのかもしれないですけどね)
また、がん患者や緩和ケアの必要な方は、突然の急変は別として、多くが今日明日いきなりエンドステージにくるわけではありません。でも整形外科では今日いきなり受傷し、障害を負う方に出会います。社会復帰という目標に向かうので緩和ケア病棟とは性質が逆かもしれませんが、それはそれで看護の力が大きく要求されますよ。
うまく言えないんですが、ちゃんと考えながら日々勉強していると、今後希望のところに行かれたとき、必ずその頑張った経験が役にたつことを実感できると思います。
目標があるのは素晴らしいこと。将来のための勉強だと思って是非がんばってください。
整形外科に、勤務したことがないのに偉そうな事は言えませんがどこの病棟に行っても学べるものがあると思います。ご自分でもわかっていらっしゃいますね。
しかたないことです。
あなただけではないです。みんなそれぞれ、希望があるんですから。
嫌なら、時期を見て、
内科専門病院にうつるのも考えては?
勉強になるけど、やりたいことじゃなければ、やる気もでないでしょう。まして、やりたくないことを嫌々やり、そこで怒られたりしたら、負のスパイラルです。
さぞショックでしょう。私にも経験があります。デイナースに応募して、採用通知は訪問介護員。こころのケア相談員に応募して、採用日から一週間で事務員。(知らせられたのは採用後ですが面接時点で決められてたそうです。)でもどちらもやりました。それはそれで良い経験です。まだ看護師で働けるだけうらやましい。まだ先が長いのなら焦らずに、次のチャンスを待ってはいかがでしょう。採用側にも色々都合があるものです。それに応えるのも社会人として大切なことだと思います。ただ、完全に言いなりになれというわけではありません。与えられた職務を全うしたがらもご自分の希望を機会をみて伝えましょう。
遠回りではないですよ!いろんな科を経験する事で看護師として成長しますから!外科系を経験する事は将来在宅のケアにも役立ちますよ!
気持ちものすごくよくわかります。が、総合病院では希望なんて通りません。
少なくとも私なんていつも希望どおりじゃない。だったら
希望なんて取らないでといいたくなるます。
通る人もいてすごくうらやましく思うけど、そんなの思っていても変わらないから
損するだけです。その科を専門にやりたいなら単独の病院にいくか、認定をとるか、いつかと思って待つかです。
新卒だから緩和はもう少し基礎を学んだら・・とか看護は
どこでも一緒よいわれると思います。
でも、やりたいものはやりたいですよね。あきらめるか、もうどうしてもなら
上司にいうしかないですよね。
希望が通らない現実…
具体的な目標があれば尚更腑に落ちないですよね。
整形外科にも交通事故等で思わぬ大きな怪我を背負って生きていく事になる患者様に対して等…緩和ケアに繋がる看護を学ぶ要素があるのでは?
まず整形外科で頑張ってみられてはいかがでしょう?
それでも納得出来ないなら異動や新しい病院へ行く事を考えてみても良いのではないでしょうか?
大丈夫ですよ。緩和ケアに限らず、整形外科も他科も患者さんの疼痛の緩和や精神的看護は必要です。新卒だからこそ、いろんな経験を積んだ方がいいと思います。
私が20数年前新卒だった頃、一番行きたくないオペ室に配属が決まり、途方に暮れました。でも、オペ室に配属されたおかげで救急外来の経験もでき、今は感謝してます。
実は私も精神科を経て緩和ケアに就職したい思いがありましたが、自信がなく諦めました。
思いは叶いますから、信念貫いて下さいね。
すごく残念な気持ちとやるせなさが伝わってきます。
もうやってられないぜ!って気持ちになりますよね。
分かります。
ただ、配属されてしまった以上、気持ちを切り替えて頑張っていくしかないです。
切り替え案 その一
認定をとるための要件のひとつは
「看護師として5年の臨床経験、そのうち専門領域で3年の経験」
ですよね。だからはじめの2年間は整形外科で耐え忍び、残り3年の勤務を緩和ケア病棟に転属希望されたら良いのではないでしょうか。
切り替え案 その二
整形外科の患者さんの看護で大切なものに
「疼痛コントロール」があります。
終末期の患者さんに限らず、整形外科の患者さんでも「全人的な疼痛」を感じています。(身体的疼痛のみでなく、全人的にアセスメントするのがポイント!)
この疼痛緩和ケアの経験は、きっと後学に大きく付与すると思いますよ。
私も新人時代、同じ様な思いを経験しました。
第3希望まで、全て外科系で出したのに、配属されたのは呼吸器内科。がっかりして、やる気も無くし、本当に嫌でした・・・。
でも、実際、勤務してみると、想像と違って、とても楽しかったし、基礎固めが出来ました!
今は外科系にいますが、内科での経験が役立っています。
緩和は奥が深い分野です。がん看護に関われば良い訳ではないと思います!整形は一見、がん看護には関わりが薄く感じるかも知れませんが、患者さんとの関わりを学ぶのに、科は関係ないですよ!
今はは基礎固めをする時期だと思いますから、前向きに頑張って下さい。きっと、役に立つと思います。
希望外の部署、僕は男性看護師ですが、あります。
いまが、そうです。面接時にどの部署が、いいか
聞かれたのに違う部署でした。
どうして違う部署か僕は聞きました。全く病院側の
人員配置の都合でした。
非常に忙しい部署で病院内でも一番人気のない
部署でした。
納得いかないですよね。まずは上司に相談して下さい。
部署異動の権限は看護部長です。もし無理ならいつ
異動させてもらえるのか確約はあるのか?
無理なら辞める覚悟で。
私も面接時に実習などで苦手だなと思った科はありますか?と聞かれたので、外科実習は苦手でした。と答えたにも関わらず、外科に配属されました。またその病院は異動がほとんど無い病院で、他の科から異動してくる人間は前の科にいられないような事をしてしまった人だとか、ごく一部の限られた人間だけか異動する雰囲気でしたので、新卒でしたが、二年で退職しました。病院によっては異動がほとんど無い病院にも関わらず本人が苦手だと言っていた科に新卒で配属させてしまう病院もあります。離職率の高い人員不足の科だったからだと思いますが…。異動が定期的に行なわれている病院なら少し様子を見られてもいいと思いますよ。
緩和ケアに行くなら整形関係ありますよ。
そこの病院がスポーツ整形オンリーだったら関係無いですけど…。
骨メタでふいの寝返りでも骨折する事あるんですよ。
末期でもあと1年とか微妙なところだったら苦痛除去目的でOPする事だってありましたよ。
緩和ケアを目指すのであれば整形外科の知識は無駄になりませんよ。
緩和ケアなら外科系の知識もあったほうがいいです。
内科はもちろんですが。
確かに希望が通らないのは辛いと思いますが、厳しい言い方になりますが、通らな
いと言うことは通らないなりの理由があるわけです。
そもそも、新卒が何も敬遠なしに緩和ケアに配属されるとは思えません。その辺につおて確認をしっかりされましたか?
32歳で、その程度のことでうだうだ言ってないで、整形で頑張ろうと前向きになってください。
いかなる患者さんであろうとも、あなたの看護を待っている人がいるのは事実なんですから。
私も希望以外の科に配置され、落胆したことがあります。最初ってかなり大事やと思います。上司に相談して、それでも無理なら、転職もありだと思います。
世の中、自分の希望が叶わないことは多々あります。貴方以外の同期はどのように気持ちの整理をしているのでしょう。また、先輩方はどのように気持ちの整理をしてきたのでしょう。
キャリア形成を考えるとき、確かになりたい自分を思い描けることが重要ですが、そのために何が必要かを考えなければなりません。
「夢」とは、将来実現させたいと思っていること。願望。つまり、なりたい自分を思い描き、将来実現させる気概(困難にくじけない強い意志、気性)を持って、それに向かって今与えられていることを遂行し、そのなかで自分が思い描いている願望(夢)と擦り合わせ、自分の中に必要なスキルを培い、願望を少しずつ実現可能な状態まで引き上げていくプロセスが必要です。
「夢」が実現可能な状態にまで達すると、手を伸ばせば必然と届く範囲にあるものです。そのときには、自分が現実的に何かを提供できるスキルが獲得されており、内的な成熟を遂げているでしょう。
緩和ケアに携わること、それはさまざまな人生を歩まれてきた方々の人生の締めくくりに立ち会うことです。貴方の身近な人々を亡くした経験とは異なる、さまざまなアイデンティティを形成してきた人々にかかわることです。貴方自身が職業上の困難に気持ちの整理がつかない状態で、さまざまな人生を生き、人生を終わらせることに直面している人々に何を提供できるのでしょうか。もっとも、死に直面している人々は、貴方の直面している課題とは比べものにならないくらい苦悩の深いものです。
私は貴方に、人生の困難を多く経験していただきたい、そしてさまざまな感情を揺さぶられる体験をしていただきたい、看護だけではなく他の世界の事柄を理解する視点を培っていただきたい、そこには大きな成長をもたらされる事柄がいっぱい転がっています。多くを学び取り、いつしか夢を実現させてほしいと願います。
たくさんのアドバイス、ありがとうございます。
ひとつひとつ、じっくり読んで考えました。
整形外科に配属されたからには、ここで頑張ろうと思います。
やめるのは簡単なので、もうどうにもならないところまで頑張ります。
でも、整形外科も、私の将来につながるということはよく分かりました。
プリセプさんに課題をいただいたのでまじめにとりくみ、理解するところから始めます。
同期の子にも、どうやって気持ちの整理をつけたか聞いてみます。
余談ですが私は子どもがいて、入職前から予想はしていましたが、
出勤・退勤について辛い状況になっています。
家族を犠牲にしないと看護なんてできないんですね。
厳しい現実を突きつけられました。
独身の看護師さんがうらやましいです。
にっちもさっちもいかなくなるまで今のところでがんばります。
まず、人生思い通りにいかないことがある、困難に直面している人の心理を勉強してください。そしてご自身がどのような心理状態にあるか、自己洞察をしてください。
そして、「スピリチュアルペイン」について勉強しましょう。霊的な痛み、人生の目的、苦難の意味、死後のいのち、罪の意識の解放等、実存的な問題に悩みます。「なぜ私がこんな病気にならなければならないか」「バチがあたるようなことはしていないのに」といった客観的な答えがない問いです。
こでこさんの葛藤は、時間軸(時間的存在:哲学的な考え方)は折れてはいませんので実現可能です。「なぜ私がこんな仕事をしなければならないのか」といった苦悩と「スピリチュアルペイン」との違いを理解しましょう。そして、そのような困難が与えられた理由を考えましょう。ご自身のスピリチュアリティへの気づきと理解が今の課題だと思います。
実際の仕事では、たとえば骨メタ、多発性骨髄腫等、整形外科看護においてもがんのターミナル期にある方が入院されているでしょう。その方々への看護を通して貴方が何を学ぶのか、です。
自分の夢を現実に引き寄せつつ、意識して職務を遂行すること、それが今の貴方の課題だと思います。休みには本屋に行って、緩和ケアやスピリチュアルケアなど関連書籍を探して読みましょう。
「家族を犠牲にしないと看護なんてできないんですね。」
・・・どんな仕事でも、一人前になるまでは自分のことだけでいっぱいいっぱいになるんじゃありませんか?たしかに常勤では家族第一とはいかないでしょう。でもそのくらいまったく想像もしていませんでしたか?
認定までとりたいと言っておられましたが、認定をとるまでも取ってからも、今よりはるかに自分以外の時間をとられます。
自分の夢を追って家族に協力してもらうのか、それとも家族を優先して別の生き方をするのか、ゆっくり考えてみては?
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