CT造影の点滴ルートはなぜ右がいいのですか?冠動脈CTは絶対に右でと言われました。
また、オペのときは左、AMIのときは右と言われました。
なぜそのような違いがでるのでしょう
私も勉強不足ですが…
左内頸近くに傷付けやすい部位があるからです。なので、なるべく右を選択しています。
スワンガンツを使う場合は、右内頸からの方が蛇行が少ないです。
AMIの場合は後に心カテをする可能性もありますよね。ですので左側にルートがあると心電図をつける邪魔になります。ですので、右側に通常は確保しますよ。
OPの時は右、左どちらに取るという決まりはありません。要は術野を確保しOPしやすい方に確保しますよ、解剖的に右側の術野をOPするのに邪魔になる右側に血管確保はしませんよね。
例外も有りますシャントをしている側の手には血管確保はしません。
CT造影の時はどちらの手に血管確保をするかよりも、血管抵抗の少ないゲージ(18G)で血管確保を確実にすることの方が大事です。
造影剤が漏れたことを考えると無理に血管の出ていない側に穿刺するよりは確実に血管確保が出来る側の方がリスクが少ないです。(造影剤が漏れた場合、最悪は人工血管を入れるOPをしないといけません)
後は、文章中にSGを内頸から入れるとありましたが固定はどうしているのでしょうか?内頸から入れるメリットが解かりません。
通常SGはセルディンガーで入れるのが普通と思うのですが。
左腕から造影剤を注入すると、左鎖骨下静脈や左腕頭静脈で逆流や鬱滞しやすいため造影剤が薄まってしまいます。冠動脈CTは特に造影剤の濃さやタイミングが他部位の造影と比べ大変シビアなので、右確保がとても重要になってきます。担当の技師とコミュニケーションとることが疑問の解決につながります。よろしくお願いします。
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