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それぞれの副雑音聴取時の看護やケアについて

<2011年06月07日 受信>
件名:それぞれの副雑音聴取時の看護やケアについて
投稿者:ドゥン

細かい断続性副雑音の時には、呼吸理学療法で肺痰を促したり、呼吸を助けて上げたり、体位を整えたりしますか?
粗い断続性副雑音では、吸引や自力肺痰を促したりでしょうか?
連続性副雑音では、ネブライザー後に呼吸音の聞こえ方が、変化(低い音から高い音に)していないかをみて気道狭窄の程度を観察したりでよいのでしょうか?
聴診で聞き分けられても、それをどう、アセスメントして看護を展開したらよいのか、ケアは何があるのか(考えられるのか)をぜひ、アドバイスお願いします。

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No.1
<2011年12月09日 受信>
件名:聴診で聞き分けられるなら後は理解するだけですね
投稿者:totake

私は聴診していても、たまに耳を疑うことあります(笑)

音の発生の仕方を考えると、アセスメントは広がりますよ。

連続性副雑音に主に2つに分かれます。

ウィーズとロンカイ(ロンクス)

ウィーズ(笛声音)は高音性なので、高度の気道狭窄を意味しています。

ロンカイ(いびき音・類鼾音)は低音性なので、気道狭窄を意味します。

2つの違いは、気道という通り道が、痰や血液、過剰な体液、腫瘍などの何かのせいで、狭くなったから発生しています。

この音が高くなっていくと、気道狭窄が著明であることの裏付けです。


断続性副雑音は、コースクラックルとファインクラックルに分かれます。

コースクラックル(水泡音)は、末梢肺胞に空気が通る際に、水分が含まれると発生する音です。水の入ったコップにストローで息を吹き込むと発生する状況です。
なので、水分が含まれる何かが存在しているので、痰や肺水腫などがあげられます。胸水でも聞かれますね。
痰であれば、サクションや体位ドレナージで対応できますが、肺水腫や胸水では看護ケアでは安楽な体位を選択するぐらいにとどまります。
それをふまえた上で、INOUTバランスや低蛋白や低アルブミン血症の存在を把握する必要があります。

ファインクラックル(捻髪音)は、末梢肺胞が正常な肺胞に比べて遅れて開くために発生する音です。髪をすりあわせたようなパチパチ、スリスリですか?
これは肺胞機能の問題なので、看護ケアですぐにどうこうなる問題ではありません。有名なたとえば間質性肺炎で肥厚化した肺胞のため、肺胞が開くのに時間がかかります。そのため、聞こえるのが吸気終末から呼気始めに聞こえるんですね。
捻髪音に関してはPEEPをかけておくとか、十分に開ききらない肺胞のため、酸素化や換気能に問題が生じてくるため、換気を妨げないような体位を保つようにすることですかね。

発生している音が何の理由によるものなのかを把握できないと、看護ケアには行かされませんので、この音がしたから、この看護と結びつけない方がいいかもしれません。

長文失礼しました。


No.2
<2016年09月11日 受信>
件名:副雑音に対するアセスメント
投稿者:かな

連続性ラ音の笛音が聴取されたばあいの、アセスメント(看護ケア)の方法を詳しくおしえてください。

 
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