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輸液の速度について。

<2010年09月17日 受信>
件名:輸液の速度について。
投稿者:匿名

調べても分からなくて今さら誰にも聞けなくて教えていただきたいです。

IVHは、1時間に何mlでいくと心不全のリスクが起きますか?

末梢からいく輸液・IVHとでリスクが違うのでしょうか?

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No.1
<2010年09月19日 受信>
件名:リスク?
投稿者:@げんきこつ

現場離れていますので、参考になるかどうかわかりません。
おおざっぱに心不全(状態)と高カロリー輸液のリスクを、どう関連つけるか?というお話なのか、ただ単に、輸液速度と心不全のリスクファクターという、患者さん自身の経過によるものかがわかりませんが…

たとえば、
ご高齢で、小柄な、体躯の屈曲した状態の患者さんがいたとします。意識はクリアでコミュニケーションは可能。皮膚は今にも剥けそうなほど薄く、内出血を呈しやすい状態。

また、隣のベッドには、体格も大柄ではあるが、呼吸状態は常に浅く、皮膚は蒼白な方。

違う病床には、五十歳台の年齢で貧血はなく、労作が困難な為食事は止めていて、モニター下観察中。

同じように、それぞれの指示どおり、行ったとします。

ですが、小柄な方は、体位変換の度に滴下が変わるので、輸液は常に遅れがち。

大柄な方は、輸液の落下はよいですが、苦痛病状で、発汗が多いです。

モニター下の方は、咳や排便意後にアラームが鳴ったりする事があるものの、安静度が保たれており、引き続き労作前後の観察や安静を要する状態…(弁の問題などあればこわいので)

脈拍の緊張や、触知の状態から注意深くその都度状態をみて、 おや?と思ったら、出来る範囲で、患者さんにも負担かからないぐらいで訪床や訪室を重ねる…のは「滴下の速度」と直接結びつく答えではないですが、速すぎては負担がかかるのは理解しています。ちゃんとデータをとったことはないので、脈拍数とモニターを見比べたり、参考にしたり… かなり大ざっぱになりで、恐縮ですが、ご質問の意図が読み切れず、こんな形ですみません(敬)


No.2
<2010年09月20日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

一概には言えませんが、抹消より中心静脈からの方が高カロリーの点滴が入れられますよね。

経口・経腸による全身の栄養状態改善・維持が困難な場合は、低栄養による全身状態の悪化やそれによる心不全発症を予防しなくてはならないと思います。

栄養状態を軸に心不全を簡単に考えると…

全身の栄養状態の維持→サードスペースへの体液漏出の予防→有効循環血液量の維持→各臓器の血流維持→尿量保持→前負荷・後負荷のバランスの調節→心不全の予防・改善…といった考えになるかと思います。

輸液の流速については、貧血がある、腎不全がある、心臓の弁に異常がある、肺炎がある、などなどで心臓のポンプ機能には違いが出てくるので、一概には決められません。

その人の基礎疾患や年齢から起こりうる異常を予測し、看護するのが大切だと思います。

基礎疾患のない元気な人に、いっきに1リットル点滴したって、心不全にはなりませんし…

でも、元々の基礎疾患に高血圧あって…心臓が肥大してきている人だったら!?
いつもは血圧が160くらいなのに、何らかの病気や体調不良で血圧が90しかない状態が続いたら…、それだけで腎血流量が低下して、尿量は減ってくるかもしれません。

尿量が減った状態が続いたら…、身体のの中に甘った体液はどこに行くのでしょうか…。

こんな時、一概に尿量が減ったから点滴の量も減らせばいいのか…って言ったらそうではないですよね。

臨機応変に、病態に応じた対処を考えて行く必要があると思います。

答えは1つではないので教科書には載っていません。

1つ1つ、用語の意味から地道に調べて行くしかありません。

まずは、前負荷・後負荷を理解すると、分かりやすいかなぁ …と思います。

それを発展させて、右心不全と左心不全の違いも調べると面白いですよ〜


No.3
<2010年09月26日 受信>
件名:無題
投稿者:さく

 私の病院の患者はたいてい93から100です。
でもこれは基本的に医師の指示。

 基本は医師の指示のもとなのでは?


No.4
<2010年10月03日 受信>
件名:ありがとうございました。
投稿者:匿名

コメントありがとうございました。
とても勉強になりました。また自分でも色々考えてみたいと思いました。本当にありがとうございましたm(__)m。

 
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