術後二日目の患者さんの歩行練習中のことです。
その方は、副腎の良性腫瘍の内視鏡手術をされたかたで経過もよく、歩行練習中も兼ねて10メートル先の部屋に移動中でした。介助中、歩けますか?と質問すると大丈夫というのでそのまま歩いてもらったら気持ち悪いと言われて壁に寄りかかってもらいましたが、ドレーンとバルーンも入っていたのでわたしが支えきれず壁に寄り掛かりながら、意識消失してそのまま転倒して頭部裂傷させてしまいました。
CTも異常はなかったし、その後は落ち着いたのですが、付き添いの妻に、いきなり10メートルも歩かせて、支えきれないのに独りで介助ですか?と、きつくではないけれど言われてしまいました。師長にも、次の歩行練習中は二人でやってほしいと家族から言われたけれど、元気なんだしこちらも人出がないから、とにかく謝るように言われました。確かに、悪かったと思いますが人手がないときの歩行練習は何を気をつければよかったんでしょうか?まいにち、そこの妻はくるし早く退院しないかな。。って気持ちでいっぱいです。
厳しいけど奥様のおっしゃる通りだと思います。歩くのは10mでも20mでもいいけど、万一転倒した場合(その万一になってしまいましたが)やっぱり自分が一人で支えられるかどうかですね。
その方の意識消失の理由はわかりませんが、自他覚症状に現れなくても患者さんは慣れない治療に緊張状態になっているので、ワゴることもままあります。
大きな男性の歩行介助を点滴やドレーン類を持ちながらしても何事も無いことも多いのですが、実は『何事も無くてあ〜良かった、結果オーライだった』、ということなんですよね。こういうこともあるのでこわいですね。
対策というと、歩行介助の時は自分の手をあけておくべきだと思うので、歩くほんの何分かドレーン類を持ってくれる人(助手さんでもいい)をつかまえるか、人手がないなら移動は安全をとって車椅子ということになるのではないでしょうか。
ちょっと脅かしますが今CTが大丈夫で早く退院してくれても慢性硬膜下血腫の心配は残りますよ。
歩行器を使うとか?
師長の言葉からは、「事故を分析し今後どのように対応するか」を検討しようとする意志が全くかんじられませんね。
無能なのでしょう。
本来ならば、同じケースの事故が今後起こりえると考え病棟全体で対策を話し合うべきでしょう。
患者さんの言葉を鵜呑みにしてはいけないと思います。看護者はあらゆる可能性を考えて行動すべきです。
初期歩行なら転倒リスクがあるということを忘れてはいけません。
No.2の方に同感です。
ドレーンなどがあるのなら10メートルでも歩行器や車椅子を使って自分はいざという時すぐサポートできるようにしたほうがいいと思います。
私の病棟の術後リハはかなり慣れるまで大丈夫であろうとおもってもなるべく歩行器を使ったりしてます。
読んでいて、当たり前に歩行機を想像していました。独歩でしたか?
やはり、それは危険ですよ。
看護師が一緒に歩くときは、ドレーン、カテは勿論、顔色、発汗、歩行状態を確認し、つかめる様、背後からワキあたりに触らずのばす(車椅子のときも)か、歩行機の端に軽く手をかけ歩くとよかったでしょう。
車椅子の時、持ちてに患者様の全体重が架かると前輪が、持ち上げられてしまい転倒という可能性も、頭に入れて行動しなけれなりませ!
本来なら、婦長に話したときに、指導があるのが普通ですが、婦長業務が、忙しすぎるからでしょうか?
今度、平看護師に、どうしてます。など、さりげなく情報収集してみては?
何らかの対策は、していると思います。
偉そうに書きましたが、私も、パワハラで悩んでいて、毎日、自問自答しています。
お互い、悩みは違いますが明るく頑張りましょうね。
現状で出来る事を考えてみました。
1.皆さんがおっしゃっている歩行器を使用する
2.ドレーン類を患者の肩から下げられるバッグを活用する(うちは裁縫の得意な方がボランティアで何枚か縫ってくれて使ってました)
3.介助者は手に何も持たない状態にしておく
2で提案したバッグの導入が難しいのであれば患者の衣類に洗濯バサミを使ってとめておく(あんまり見た目は良くないので怒る人は怒るかも…)
そして、師長はあてにしない。
2人も人員出せないのは確かでしょうけど、それをヒラに言うのもどうなの?って思います。
主治医にリハビリオーダー出してもらってPTさんにお願いする手もあったと思うんですけどね(医療点数が出るかまでは知りませんが)。あとは、研修医がいるような病院だったら捕まえて手を借りるのもいいかもしれません。術後の経過の勉強にもなるし無駄にはならない経験だと思います。
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