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褥瘡について(デブリをするには黒色壊死部が硬いとできないのでしょうか?)

<2010年06月02日 受信>
件名:褥瘡について(デブリをするには黒色壊死部が硬いとできないのでしょうか?)
投稿者:たら

急性期の病院から回復期に転院してきた方で、黒色壊死している褥瘡を坐骨に手のひらサイズのものが3ヵ所できたままでうちの病院にきました。褥瘡に詳しい医師がおらず、黒色のところが硬いから軟らかくなるまでデブりしない、ということになって、いざ軟らかくなってデブりしたら深くなりすぎて坐骨の骨が砕けている状態になってしまいました。褥瘡からカンジダが検出され肺血症起こし命の危機にあります。うちの病院へはリハビリ目的でこられたのですが、なんだか命を奪われたのではないのか、と思ったりします。専門医のいる病院へ転院したらよかったのではないかとも思います。うちの医師の判断は正しかったのか、どなたか教えてください。デブリをするには黒色壊死部が硬いとできないのでしょうか? その医師は、大きな血管を切ったらいけないから柔らかくなるまで待つ、と言ってたのですが、正しかったのか? どなたか教えてください、よろしくお願いします。

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No.1
<2010年06月04日 受信>
件名:褥創の
投稿者:祐

壊死組織の除去には外科的デブリードマンが効果的とされてますが、硬く厚い密着した壊死組織を除去するには、水分を与え融解させ浮遊させます。
何か外用薬を使い処置されてましたか?
水分を与えるには、ゲーベンクリームが適しています。又、壊死組織除去作用をもつ、ブロメラインを私の経験では使用していました。硬い壊死組織が除去されたあとはデブリードマンをするなり、増殖期であれば湿潤環境の保持、といった創の状態を見ながら処置を行ってました。

褥創は先生の考えや処置がありますので難しいですよね。でも、今は褥創委員会や褥創回診などがありますので、困った時は相談されてはどうでしょう?

相談された患者さんの症例では褥創も大きく3ヵ所もあるということで、全身状態が悪いと厳しいですね。まして回リハ対象患者さんであれば、自力の体動も少ないのでしょう。

褥創はひどくなる前に対処していくことが1番です。持ち込みの場合もありますが…。褥創ケアに関しては書籍がありますし、詳しい先生に聞いてもいいと思います。

答えになっているか分かりませんが、参考までに。


No.2
<2010年06月04日 受信>
件名:祐さんへ
投稿者:たら

ありがとうございます。ブロメラインは使用してました。ゲーベンのことは勉強になりました。ありがとうございます。みんなにも情報を共有したいと思います。あと、おすすめ文献あればぜひ教えてください。もっと勉強していきます。ありがとうございました。


No.3
<2010年06月05日 受信>
件名:たらさんへ
投稿者:祐

照林社の「早わかり褥創ケアノート」は、コンパクトで現場で使いやすいですよ。ポケットに入るサイズなので持ち歩けます。

スキンケアの方法や褥創のリスクアセスメントや治療薬、ドレッシング剤などオールカラーで記載されてるので、見やすいと思います。私も使ってます。

書籍は以前、勤務していた病院に置いてきたので、ちょっと調べます。

又、良い資料、文献がありましたら報告しますね。
お互い、頑張りましょう。


No.4
<2010年06月10日 受信>
件名:祐さんへ
投稿者:たら

紹介してくださった照林社の本を購入しましたよ。これから愛用していきます。いろいろとありがとうございます!頑張ります


No.5
<2010年06月12日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

>うちの病院へはリハビリ目的でこられたのですが、なんだか命を奪われたのではないのか、と思ったりします。専門医のいる病院へ転院したらよかったのではないかとも思います。うちの医師の判断は正しかったのか

褥瘡処置の知識もさることながら、私はこの部分にとても共感できました。似た状況にあるからです。
専門医がいればもっと違う経過をたどれたのではないのか、あるいは自分が知っているだけに、あの病院ならこういう治療ができたのに!ってジレンマを覚えることがあります。
医者の判断を疑うときがあるのと同時に、病院自体の医療レベルの限界や、患者さんに対してはどうしてうちに来たの…って悔しく思ってしまう自分がいます。
でもそれは治療面だけを見てる単なる私個人の考えであって、他の病院で治療したとしても必ずしもその患者さんにとってベストとは限らないんですよね。
ならば、患者さんも看護師もこれで良かったと言える最大限のことをしなくちゃってことですよね。

本題とずれたかもしれませんがごめんなさい。


No.6
<2013年01月21日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

黒色壊死組織は固かったり正常皮膚との境界が明確でなければ、
ゲーベンクリームやワセリンなどの油性基剤で柔らかくし境界を明確にしてから行うのは一般的です。ブロメラインも黒色壊死の場合は柔らかくしてから使用する方が効果を発揮します。ただ、例外があり、黒色壊死の周囲皮膚が発赤や熱感、波動(中に膿がたまってぶよぶよしている)があれば、すぐに外科的デブリが必要です。大きなポケットや敗血症に至るケースがあるからです。
患者さまの全身状態や環境などで悪化が早い場合もありますし、医師が言うようにデブリが早すぎると多量の出血になるケースもあります。デブリのタイミングは重要なものになってくるかと思います。

 
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