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ボスミン(ボスミンや1%E入りキシロカインの極量について)

<2009年06月26日 受信>
件名:ボスミン(ボスミンや1%E入りキシロカインの極量について)
投稿者:もじゃ

ボスミンについてです。オペ室ではよくボスミン生食や1%E入りキシロカインを局麻で使うのですが、それぞれに極量(使っていい限度)があると思います。ボスミンや1%E入りキシロカインの極量がわかる方いらっしゃいましたら教えてください。ボスミンは1A、キシロはバイアル何個まで局麻で使えますか?

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No.1
<2010年09月03日 受信>
件名:極量
投稿者:ニャー

一般に、極量というのは、局所麻酔薬を局所麻酔に使用したときに、局所麻酔薬中毒を起こさない安全域のことを言います。キシロカインの極量は、7?/?ですから1%キシロカインの場合、0.7ml/?となり、体重50kgの方ですと35mlまでということになります。
ボスミンは0.1%エピネフリン液ですから、1A=1mlで1?です。一方、10万倍E入り1%キシロカイン(つまり0.001%エピネフリンと1%キシロカインの入った液ということですね)の場合、20ml入りバイアル1本に0.2?のエピネフリンが入っていることになります。ご存知のように、ボスミンは蘇生の際に使用される薬品で、局所麻酔作用はありません。局所で単独で使用されるのは、強い血管収縮作用があるため、出血量を抑えることが出来るためです。また、キシロカインに併用されるのは、出血量を抑えると同時に、キシロカインの作用時間を延長する効果(これも血管収縮作用)を持つためです。やがて血管内に入り体循環の血圧を上昇させることになりますので、頻繁の血圧測定が必須となります。


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