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点滴の溶解について

<2008年03月09日 受信>
件名:点滴の溶解について
投稿者:無題

基本的な質問で恥ずかしいのですが。本当すみませんが 。成人でパンスポリン1グラムと生食100を溶解の指示があるのはそのまま溶解でよいのは分かるのですが、小児や体重の少ない方に、例えばパンスポリン0.3グラムと生食100と指示があったら生食から10ccひいて3cc生食に戻せばいいと思うのですが元、あった生食より量が減りますがそれは他の生食から7cc補うとかしなくていいですよね?生食はあくまで溶解するためのものと考えれば指示の抗生剤の濃度が実施できればいいですよね。今そういう指示にあたった訳ではないのですが、ふと疑問に思って、今度小児科に行きたいのですが、そんなこと今更質問できないと思って、すみません。

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No.1
<2008年03月14日 受信>
件名:無題
投稿者:たんぽぽ

 お考えのやり方は、生食100のボトル1本のみで作成を前提としておられますが、小児では、このようなやり方は薬剤の種類や量によって危険ですし、あまりやらないのではないでしょうか。

 生食100に抗生剤という場合、抗生剤は、別の生食(又は蒸留水、5%ブドウ糖液など)で溶解して指示量を吸い取り、それを生食100に入れるという形をとります。溶解した薬剤の量が10〜20mlなどと多いときには、注入前に同量を100のボトルから破棄して、総量を100としたりする場合もあります。

 また、体が小さければ小さいほど、また病気によっては水分を多量に入れられませんので、厳密な水分量の管理のために、溶解した指示量の抗生剤(仮に3cc)と7ccの生食(又は蒸留水、5%ブドウ糖液など)で合計10ml、または17mlで合計20ml、とすることが多くなります。
 投与方法も、自然滴下ではなく、シリンジ(輸液)ポンプを使い、30分で、または40ml/hで、などの指示となることが多いと思います。

 軽傷かつ体の大きな子どもを扱う以外は、薬品の希釈、投与は上記の様な形になると思います。もし、重篤、高度な治療が必要となると、輸液ポンプや、シリンジポンプが10台近く並ぶこともあり、その子一人の管理、ケアだけで1日が終わることもあります。

 蛇足ですが、小児科では、成長途上であり、きちんと訴え、表現のできない子どもの看護では、5感が大切になります。なにかが違う、と感じ取る力が必要です。
 大人と異なり、食事、洗面、着替えなどの日常生活面も、多くの場合、介助が必要です。
 やりがいもありますが、決して楽な科ではないこともご理解ください。


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