看護師お悩み相談室

まだナースになって１ヶ月の新米です。先日、ある数値が低くなっていたにも関わらず、報告が遅くなってしまいました。病棟では先輩に指導をもらい、振り返るということで帰宅しました。帰宅後、もしかしたら数値を1桁見間違えてしまったんじゃないか？と考えました。何度思い出しても見間違えてしまったとしか考えられません。その日は同じチームの先輩に｢動きが鈍い｣｢私の仕事を増やさないでよ｣と愚痴を言われてたの聞いてしまって気持ちも焦っていました。もし見間違えてしまっていた場合は、全く異常値ではないです。しかし、証拠がないので確証もなく日々悶々と悩んでいます。病棟の先輩には見間違えてしまったかもしれない、と正直相談しています。このような場合、どうすればよかったでしょう。また、みなさんは業務が重なり気持ちが焦ってしまう時はどうしていますか？

医療の現場で一番怖いのは、勘違いです。

きらさんに、知識や経験があれば、数値を記入した時に、すぐに一桁間違えて記入したのでは？と気がつけます。もし、すぐに異常値だと認識をしていれば、先輩や医師に報告をしたはずです。

一桁間違えることで、大切な薬が何十倍の濃度で投与されてしまったり、必要のない薬を点滴したり、点滴するはずの状態なのに何もせずに悪化してしまったり・・・

とても怖いことなのです。

だから、今回、きっと、もしかしたら正常値で、医療ミスではなかったかもしれない。と考える気持ちは分かりますが、その事が重要ではありません。
大切な事は、見間違えや勘違いを起こさないことです。

きらさんは、今後、自分がうっかりミスや見間違えを起こしやすい性格だということを認識して働かなくてはいけません。

ダブルチェック、声出し、指差し確認、自分の記入した数値に誤りがあるのでは？と意識をして、基本動作を徹底することです。

動きが鈍くていいです。使えないと言われてもいいです。仕事が遅くて残業してもいいです。ミスさえ起こさなければ、どんなに遅くてもかまいません。
周りにばかり気をとられずに、マイペースを貫いてください。

吉良さんは、マイペースに仕事をしないと、焦る性格だと思います。その性格は、変えられません。とにかく、日々の仕事の中で、頭の中で落ち着いて！振り返ろう！と意識をして働いていきましょう。

きらさんだけではないです。勘違いやうっかりミスをしやすい性格の人でも、対策をとれば、看護師を続けることができます。