祖父が肺炎で入院中なのですが、転院をせまられています。食事はお昼にゼリーを食べていますが、点滴をしています。吸引もしてもらっています。ほぼ寝たきりで昼食の時に看護師さんに車椅子移してもらっているようです。
療養病院を3つ見学させてもらったのですが、すべての所で言われたことです。延命処置はできないので理解して欲しい、
また死に目に間に合わない可能性もあること、毎日車椅子へのることは難しいとのことでした。
苦しまないようにさえしてくれれば延命は望んでいませんが、家族が最期に間に合わないというのは納得できませんし、できれば今までのように車椅子にものせてほしいと思うのはわがままでしょうか?
療養病院では、これが普通なのですか?教えてください。
最初からそれをきちんと説明してくれている分親切です。
点滴は水分補うためのものですか?
何か治療的な薬が入っているのですか?
延命を望まない、状態が安定している、毎日車イスに、最期に立ち会いたい、ということであれば、ご家族でもう少し何をどこまでやるのか(点滴も水分のためだけであればどこまでするのか、ゼリーが食べられなくなったらどうするのかなど…)、もう少し突っ込んだ話し合いをして方向性を決められては?
あなた方のようなご家族はよくいます。でも、その人だけを特別にすることはできないし、毎日と言わず日に何回でも必要に応じて移乗することが大切なのは、医療者介護者はみんな分かっています。意地悪でしないのではなく、マンパワーからして全体の安全を守るためにそれができない→しない体制となっているのです。
納得できないと言われても…でしたら在宅を勧められるでしょうね。
おうちでデイやヘルパーさんなどのサービスを取り入れつつ、日中車イスにのせてあげては?
病院の体制を変えてもらうより、家の環境を整える方が、現実的に早いし可能だと思います。
それが無理、とおっしゃるなら、あなたの求めることもきれいごとにしか過ぎないということです。
療養病棟に勤務していたことがあります
ほぼ全員寝たきりです
シーツ交換やお風呂の移乗だけで、毎日10人、レベルのはっきりした人以外
食事の時に車イスに乗せるのは困難でした
経管栄養だらけでしたから
一般急性期病棟と違い、20対1とか、極端にナースの人数が少ないのですね。
当然看取りも多く、危ないなと思えばモニターも着け、家族に連絡もできますが
急に病態が変わった時は、間に合わないこともありました。
今までのような検査や治療はできない、蘇生処置、人工呼吸器は装着できないが
それでもよければ入院してくださいと説明されていましたよ。
肺炎はきっと良くなられたのでしょうね。
いまだに痰が出せず、食事もあまり摂れない状態なのでしょう。
胃瘻を作り、在宅で訪問看護受けながらということもできますが、
介護できる家族が少ないのが、今の現状ですね
主さんが、家で患者さんを看ることは考えていないのなら、転院してそのシステムに
任せるしかないだろうなと感じます。
療養型の病院ではどこも同じとは言いません。
ただ必ず死に目に合いたいとか必ず車椅子に乗せて欲しい…
これには自宅での介護しかないと思います。
いつ急変するかわからない。
どの患者さんも起こして欲しいのは同じと思います。
でも限界もあるのです。
それなら後悔なく家で最後まで看てあげてください。
お気持ちは分からなくもないですが。
死に目にあえるかどうかは、神様でもないかぎりコントロールできませんよ。
医師が死に目にあえないかもしれないと言っているのは=救命措置をとりませんよ
と言っているのと同じ事。
救命措置って、亡くなる本人は死にそうでただでさえ苦しいのに、胸骨圧迫とかされて、もともと脆くなっている肋骨がバキバキ折れて肺に刺さることもあるし。本人にとっては余計に苦しいだけ。
家族が来るまで、止まった心臓を機械的に圧迫して心臓のポンプの代わりをするだけ。
私が本人なら、自然に死なせて欲しい…。
でも一つ、主さんの願いを叶える方法があります。
付き添いをするか自宅で看てあげることです。
24時間寝ないで、ずっと看ていれば、必ず死に目にあえますよ。
車椅子に移乗してゼリーを食べさせて欲しい願いも、同様に、自宅で主さんがしてあげることができます。
うちの親は抗癌剤の副作用の間質性肺炎でなくなりましたが。
私が夜間も病院に泊まって一人で付き添いをしていましたが、一人でずっと起きてみていることもできず、私が寝ている間に横のベッドで呼吸も心拍も止まっていました。
心電図モニターもつけていなかったので、看護師も心肺停止状態で発見してくれた形になりました。
何日も、ずっと寝ずに起きてみていれば、死に目にあえたと思います。
☆死に目に間に合わない可能性もあること
それは、どの病院でも療育施設でもどこでもあり得ることです。
その時(臨終)は突然の事が多いですし、夜間や朝方である事も多い。
家族に連絡しても、間に合うかどうか・・・。
連絡がつかない場合もありますし、交通事情で間に合わない場合も多いです。
そういう方々をたくさん見てきました。経験上、半々ですね。
自宅療養でない限り、覚悟はした方が良いです。
自宅療養でも、目が覚めて様子を見に行ったら亡くなっていた・・・
なんて話も聞きますが。
☆毎日車椅子へのることは難しいとのことでした。
車いすの台数が足りないとか?人手の問題かな?
乗せたら乗せっぱなしと言う訳にも行きませんしね・・・。
点滴や吸引が必要なら、尚更のこと。
そこは、お任せするしかないと思いますよ?
もしくは、特養老人ホームのようなところが良いかも知れませんので
幅広く探してみてはいかがでしょうか。
まあ・・・思い通りの介護がしたいなら、自宅が一番ですかね。
療養型病院では看護師の人数配置が少なめです。
使える物品も限られています。
残念ですが手厚い看護は難しくなります。
毎日の車椅子移乗を希望されるなら、ご家族がやり方を覚えて、病院の了解を得て施行されたら良いと思います。
そして、最期に間に合わないと言うこと、急変が起こると言うことは、急性期病院でも起こることです。
どうしても看取りたいと言うのであれば、ご家族が交代で24時間付き添うことをオススメ致します。
最期を看取りたい、車いすに乗せてあげたい。ご家族のお気持ちとしては最もだとお察しします。ただ、残念ながら今の医療現場では大変難しいです。
ご高齢者の場合、ちょっとしたことで体調の変化が起きやすく、そのつど検査や治療にかなりの時間と人員が割かれますし、ご自身で症状を伝えられない方が多い分、全身の観察にも時間がかかります。
療養型の場合、スタッフ一人当たりの受け持ちも多く、毎日休憩時間返上+サービス残業でようやく業務を回せるのが現状です。
車いすに移動する際も、患者さんの体格・付属する医療用品などによって数人必要な時もありますし、移動した直後に「疲れたので戻りたい」と訴えられる方がいても、すぐに対応できるとは限りません。
また、車いす上で同じ姿勢でいると床ずれができやすく、移動してからもこまめな観察やケアが必要です。
ある程度行動が自由になる方なら、誤食・転倒のリスクもあり、安全上どうしても慎重に対応せざるを得ません。
お看取りに関してですが、定期的に検査をしていてもなかなか予測は難しいです。数日が山かと思った方が数か月存命されたり、逆に数時間前まで穏やかだった方が急に亡くなられたり・・。人の死を身近で体験された経験が無いと、「病院なんだからあと何日、何時間で息を引き取るか予測できるはず」と思われるようですが、こればかりはいくら経験や技術があっても確実な予想は困難です。もちろん予兆があればできる限りご家族に早めの連絡を心がけていますが、絶対間に合うようにという保証は出来かねるとご了承ください。。
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