看護師お悩み相談室

スポンサード リンク
相談を新規投稿する

私に何ができるか教えてください。(末期の患者さん)

<2012年10月24日 受信>
件名:私に何ができるか教えてください。(末期の患者さん)
投稿者:ころ

 末期の患者さんから「子供が小さいから、生きていたい。やり残したことがたくさんあるんです。」と言われました。人工呼吸器をつけてでも、生き続けたい。最後まで、抗がん剤をしたいと。
 私は、思いました。人工呼吸器をつけても、長く生きられるわけではないこと。体力がないのに、抗がん剤をしても副作用が辛くなるだけだと。
 医師からも看護師からも、患者さんに説明しましたが、納得せずに、治療をすることになりました。副作用が強くでて、とても辛そうにしています。
 何の言葉をかけたらいいのか分からないんです。仲が良かった患者さんで3年くらいの付き合いになります。怖くて部屋に入れなくなりました。何度も末期の方と話をしていたのに、今さら、なんて声をかけたらいいのか分からないなんて、自分が情けなくて、看護力がなくて、悲しいです。
 同僚は、患者さんのことを、あまり好きではないようです。
看護師よりも知識があり、内服できないのであれば止めていいと医師の指示があり、すべて止めようとすると「この薬は、3日後に影響がでてくるので、飲みたい。この薬は、2日に一回は飲むように調節してもらいたい。」など、そのつど、医師に再度確認することになるので、面倒くさい患者さんだと思っています。
 そんな環境の中では、患者さんの相談をしにくい状況です。もっと、自分に力があればいいのに。もっとターミナルケアの経験のある人が近くにいたらいいのにって思います。
 私に何かできることがあるなら、どんなことでもいいので、教えていただきたいです。

スポンサード リンク

No.1
<2012年10月24日 受信>
件名:患者さんあるがままに受け止めてください。
投稿者:paroparo

この患者さんは、生き抜くと決めた印象を受けます。
戦い続けようと自分に課したんですね。

生ある者必ず死を迎える時期が来ますよね。
きっと文献でご承知かと思いますが、
寄り添い見守り話を聞く
家族ともどもそういった精神で尽くす事でしょうね。


No.2
<2012年10月24日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

お疲れ様です。
きっと、読み取るよりもずっと接するのが辛い状況なのでしょうね。

内服については、医師にその都度確認するのではなくて、『患者による自己調節可』みたいな指示を頂いちゃってはいかがですか?患者さんのその都度の希望に合わせて臨機応変に飲めるようにするとか。

この患者さんにとって、治療をすることでどれだけ結果が出るかよりも、治療をしたという過程そのものが大事なんだと思います。
どんなに辛くてもしがみつける希望に縋り付くことが、今のこの方の、死への向き合い方なんだと思います。
本人が行いたいと思う治療を思う存分やる行為が、ある意味でこの方の緩和なのかもしれません・・・。


投稿された文面から見ると、化学療法はすでに行っているけれども、思うほどもう効果は上がらない段階だって感じでしょうか。

抗がん剤を行う事によって、逆に自由に動ける時間が減る可能性や、ここまで頑張ったら動けるうちに抗がん剤をやめて、ペインコントロールのみにする選択肢もありますよとか。
予後をどう過ごしたいのか。
動けなくても息がある状態を大事にするのか、もし数日や数か月単位で亡くなるのは早くなっても、まだ食べたり動いたりできるうちに家族と過ごす時間を大事にしたいのか、そのあたりを本人がちゃんと自分の希望に向き合って考えられるように、充分援助された後でしょうか?

そうなのであれば、『どんなに辛くても治療すること』に付き合ってあげるのも、こちらの手助けなんでしょうね。
家族のフォローが大事になってきそうですね。


No.3
<2012年10月24日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

ガン末期の患者さんを何人も看取ってるので、少しは回答できるかなと思ってみたら、お若い方のようで、とても私のようなものが回答できる身分ではないと思いました。

私はお年寄りの末期の方が多く、緩和的な看護しかしていないので、良い答えがみつかりません。
末期の方は、痛みを抑えることと精神的な支え、家族への死にゆく人への心の準備などを中心にしていますが、傍にいるときは、身体をさすってあげ、話を聴くくらいしかできません。
人工呼吸器をつければ、お子さんとお話できなくなるし、それでも少しでも長く生きたいんですよね。自分がもしその立場なら、子供が小さかったら、そうするかもしれません。その方は今が一番辛い時だと思います。看護師はホントに何もできないですよね。
50歳の男の方を看取りましたが、痛くてたまらなく、薬も利きませんでしたが、いつも手を握ってあげました。身体をさすると、その時は気持ちがいいと言われてました。
お子様やだんな様に、少しでも長い時間一緒にいられる時間を作ってあげれたらと思いますが。ひとりにすると不安になるようですので、言葉はいらないから、身体に触れてあげたらと思います。良い回答ができずにすみません。


No.4
<2012年10月24日 受信>
件名:無題
投稿者:フォルテ

ある意味、死に近づくさまや突然の死に直面する部署にいます。出会った時より着実に…。を目のあたりにする部署です。治療中止指示が出ても、その患者さんの意識があれば、またはないのに「また待ってるね」と治療室を送りだします。キツイ…感情もぎとられる気分ですm(_ _)m
私が看護面で教えられてきたことですが、視覚聴覚嗅覚味覚触覚を使えと言われてます。これをこの患者さんの為、主さんができること…視覚→目を合わせ患者さんの目線まで身体をおとして話す。聴覚→傾聴。不安の塊でしょう。生きたい気持ちが強いからこそ色々個人的に詳しく調べ神経が過敏になり、もしかしてこちら側にわかっていても気持ちのやり場がなくイヤな患者になっているかも。嗅覚味覚は、今のこの患者さんにはあまり関係ないので、もし楽しい話で花や食べ物の話が出たら軽く話に乗ってあげる。あまり深いと出来ない事に突然ブルーになる可能性あり。触覚→手を握る、さする…。この手を握り傾聴し目を見て話すと言うことは、患者さんの緩和には有効かと思います。私も手を握り話しかけることはかかさず心がけています。家族の方へ思い入れが強いようなので、たくさん家族の方が逢いにきてくれれば、その患者さんにとってツラい中の幸せになるんじゃないでしょうか。主さん、情けなくないですよ。主さんのこの悩み、この患者さんへの優しい気持ちが溢れてるじゃないですかm(_ _)m末期になればなるほどもしかしてもっとイヤな患者化するかもしれません。でも、手を握ってあげて下さい。優しさが必ず伝わるはずです。


No.5
<2012年10月25日 受信>
件名:無題
投稿者:はるかぜ

ころさん、こんばんは。
せつないですね。
どうか、優しく見守ってあげてください。

その患者さんにとっては、抗がん剤で苦しんでいる最中にも、生きることの意味を見つけようとしているのではないのだろうか・・・と、わたしは思いました。
その方も、レスピをつけても、抗がん剤も、病気の治癒にはならないとご存知だと思います。それでも、苦しい治療を希望した・・・それが、その方の心を支えているのではないでしょうか。
その方の選択を否定しないで寄り添ってさしあげてください。

それから、やり残したことってなんなのでしょう。
何の言葉をかけたらいいかと思っていらっしゃるなら、もう既に聞いた内容かもしれませんが、何度でも耳を傾けてはいかがでしょうか。

病気のこと、治療のこと、薬のこと、それから残りの時間のこと、その方は医療者よりも良く知っているかもしれませんね。今さら、(新しいことを始めない限り)説明は不要なのでしょう。

そばにいてさしあげてください。

 
スポンサード リンク
関連ワード
 

相談を新規投稿する
スポンサード リンク

サイト内検索

検索

看護師お悩み相談室HOME